写真熱が再燃!iPhone16 Proで特訓開始!

コラム

ここ最近、私の中で写真への情熱が再び燃え上がっている。6月以降、ブログ更新のペースを意識的に上げてきたことで、文章だけでなく掲載する写真の質にもこだわりたいと感じるようになった。

これまでは「記事数を増やすこと」を優先し、フリー素材や撮りためた古い写真を使うことが多かった。だが、モータースポーツ観戦記のみならずレビュー記事全般で、自分で撮影した写真の有無で記事全体の魅力が大きく変わる。やはり、自分の体験が詰まった写真こそが記事を引き立てる要素だと痛感した。

8月からは「写真のクオリティ向上」に本腰を入れることを決意。iPhone16 Proを使いこなしながら、より魅力的な写真を撮影する特訓を開始した。

ちゃっくです。X(旧Twitter)YouTubeInstagramもやってます。【お問い合わせ自己紹介半生振り返り

この記事の目次(クリックでジャンプ)

写真熱再燃のきっかけ|全日本ラリー選手権・ラリーカムイ観戦

私の写真熱が再燃したきっかけは、先日観戦した全日本ラリー選手権「ラリーカムイ」である。北海道の大自然の中を駆け抜けるラリーカーの迫力に、自然とカメラを構える手が止まらなかった。

久しぶりにEOS Kiss X5を持ち出し、夢中でシャッターを切り続けた。ファインダー越しに感じるラリーの躍動感は格別だった。撮影後、写真を見返しているうちに「もっと良い写真を撮りたい」という気持ちが強まり、カメラの買い替えやレンズ追加を真剣に検討し始めた。

観戦日記は以下の記事で公開しているので、ぜひ読んでほしい。

RAW現像に挑戦|EOS Kiss X5はまだ現役

次に私は「機材以外で写真を改善できる方法」を模索した。新しい機材を揃えるには中古でも総額20万円以上かかると分かり、すぐには手が出ないと感じたからだ。

そこでたどり着いたのがRAW現像である。RAWデータは撮影時の生データで、後から明るさや色味を自由に調整できるのが特徴だ。

無料ソフトでは機能に制限が多かったため、思い切って月額550円のAdobe Lightroomモバイルを導入。ラリーカムイで撮影したRAWデータを編集してみたところ、暗くてノイズだらけだった写真が見違えるほど修復できた。

編集前
編集後

SNSやブログに使うには十分なクオリティであり、「このRAWデータを使いこなせれば、まだEOS Kiss X5で戦える」と確信した瞬間だった。

iPhone16 Proでの撮影に本腰を入れる理由

長望遠撮影はEOS Kiss X5で続けるとして、広角や標準画角の撮影には当初の予定通りiPhone16 Proを活用することにした。このスマートフォンはRAW撮影に対応しており、無印モデルとの差別化ポイントでもある。

今持っている機材の使い分けは以下の記事で公開しているので、ぜひ読んでほしい。

一眼レフとiPhoneの両方ですべてRAW撮影を行うことで、編集ソフトの統一が可能になり、写真管理が劇的に効率化される(はず)。この統一感はブログ運営においても大きなメリットとなる(はず)だろう。

1カ月1000枚撮影チャレンジ開始|技術向上のためには練習あるのみ

正直に言えば、私は写真撮影が得意な方ではない。どんなに高性能なカメラを使っても、構図やタイミングが悪ければ台無しである。だからこそ「数をこなす」ことが必要だと痛感した。

いくつものYouTube動画を見て「上達のコツ」を学んだが、最終的な結論はシンプルだった。

「考えるより撮影せよ」

モータースポーツも同じだ。理屈をこねるより、まずはサーキットを走らないと始まらない。

この考えのもと、今月から「1カ月1000枚の撮影」を目標に定め、ひたすら撮り続けることにした。2週間で400枚を撮影。撮った写真はX(旧Twitter)に1日1枚ペースで投稿しているので、ぜひ見てほしい。正直、1カ月1000枚はかなり大変な目標を設定してしまったと痛感している。

写真作例①
写真作例②

iPhone16 Proで直面した2つの課題

ProRAWモードではポートレートモードが使えない

iPhoneの魅力のひとつであるポートレートモード。しかし、ProRAW撮影ではこのモードが使えず、強制的にJPEG保存となる。RAWとJPEGが混在すると管理が煩雑になる上、編集時の自由度も低下する。

このため、私はポートレートモードの使用を断念。RAW形式なら後から編集でボケ感を演出できると知って割り切った。

Lightroomアプリを使えば背景だけにぼかしを入れる事も可能

テーブルフォトや接写でピントが合わない

iPhone16 Proでは被写体との距離が20cm未満になるとマクロモードに切り替わる。しかし、この切り替えが不安定で、意図しないピントずれが頻発する。

美味そうなチャーシューに全然ピントが合っていない

解決策は2つ。

  • 引きで撮影して後からトリミング
  • 手動で超広角レンズに切り替えズーム0.9倍で撮影

私は後者を多用しているが、これも成功率は高くない。前者で撮ればいいじゃないかと思うかもしれないが、引いて撮れない場面も多いのだ。

iPhone17 Proに期待する5つの進化ポイント

望遠レンズの48MP化

iPhone16 Proは5倍光学望遠に対応しており、遠くの被写体も鮮明に捉えられる。しかし、使えば使うほど「あともう少し寄りたい」と感じる場面が増えてきた。

理想は7倍、欲を言えば10倍相当の光学ズーム。その実現には望遠レンズの48MP化が必要と考えている。超広角や広角レンズがすでに48MPなので技術的には可能だろう。

3倍・4倍ズーム切替ボタンの追加

ズーム切替は現状0.5倍、1倍、1.2倍、1.5倍、2倍、5倍の6段階。2倍と5倍の間が空きすぎていて使いづらい。アプリ側のソフトウェア対応でボタン追加は可能だと考えるが、Appleが設定していないのは画質維持のためだろう。

ユーザーとしては細かい画角調整がワンタップでできるほうが便利だと思うんだけど、なんとかならないものか。

カメラコントロールボタンの位置改善

便利なカメラコントロールボタンだが、現状の位置は押しづらく、シャッターボタン代わりに使うと手ブレを誘発する。位置を下にずらし、軽いタッチで押せる仕様に改良してほしい。これは切実に改善して欲しいと思っている。

軽量化|できれば5g、欲を言えば10g

慣れてしまったが、他機種のGalaxySシリーズと比較すると30gも重いと知ると軽量化を望みたくなる。持ちやすさと落下リスクの低減のため、5g〜10gの軽量化を求めたい。ガラスフィルムとケース込みで234gは重すぎる。

カメラ使用時のバッテリー持ち向上

理想は8時間連続撮影してもバッテリーが持つこと。当面はモバイルバッテリーで補うつもりだが、Appleにはぜひ改善をお願いしたい。これは技術的に難しいもしくは、重量とのバーターになるので優先度は低め。

まとめ|道具を求めるより技術を磨く覚悟を持つ

新しい道具に頼る前に、今ある機材で技術を磨く。それが私のモットーである。モータースポーツでも、速く走れない理由を車のせいにする前にドライバーは運転技術を磨くべきだ。写真撮影を通じてその初心を思い出した。

1カ月1000枚の撮影とRAW現像を続け写真技術を磨きつつ、9月に発表予定の新型iPhoneは静観するつもりだが、望遠48MP化やカメラコントロールボタン改善があれば心が揺れるかもしれない。発表会が今から楽しみである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました