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JMRC北海道ラリーセミナーを受講|ラリー初心者が実際に参加して分かったこと

体験(遊ぶ・学ぶ)
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ラリーに興味を持ってから、インターネットでいろいろと調べてきた。しかし、サーキット走行やジムカーナと比べると、ラリーは競技の仕組みが少し分かりにくい。

SS、TC、ロードブック、コマ図、ペースノート……。用語そのものの意味は調べられるものの、それぞれが競技の中でどうつながっているのかまでは、ネットの情報だけではなかなか理解しきれていなかった。

そんな中、2年前から存在を知っていたのが「JMRC北海道ラリーセミナー」。

一昨年と昨年は他の予定と重なってしまい参加できなかったが、今年ようやく受講することができた。

ラリーに実際に参加する予定が決まっていたわけではない。それでも、ラリーという競技をもう少し深く知りたいという思いから参加を決めた。

実際に受講してみると、これまで断片的に知っていたラリーの知識が、ひとつの競技としてつながっていく感覚があった。

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結論|ラリーを知るなら、座学+模擬ラリーのセットが分かりやすい

結論から言えば、ラリー初心者が競技の仕組みを知るには、かなり分かりやすいセミナーだった。

特に良かったのが、座学だけで終わらないこと。

ラリーの保険制度や競技車両、装備品、ロードブック、コマ図、TC(タイムコントロール)、ペースノートなど、ネットで調べても理解しにくい内容を、実際の競技の流れに沿って知ることができた。

そして午後には模擬ラリーを実施。

座学で聞いたTCの通過方法やコマ図の見方を、実際に車を走らせながら体験することで、「こういうことだったのか」と理解できる場面が多かった。

ラリーは、単純にSSを速く走ればいい競技ではない。決められたルートを正確に進み、指定された時間にTCを通過し、ロードブックやコマ図を確認しながら競技を進める必要がある。

その一連の流れを、1日のセミナーの中で体験できる点が大きな魅力だと感じた。

参加費は5,000円。模擬ラリー参加のための互助会保険への加入1,500円を合わせても6,500円。

ラリー初心者が競技の基本を知り、実際の参加をイメージするための機会として考えると、かなり充実した内容だった。

この記事では、JMRC北海道ラリーセミナーの内容を紹介しながら、ネットで調べるだけでは分かりにくかったラリーの仕組みや、実際に模擬ラリーを体験して分かったことを紹介していく。

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JMRC北海道ラリーセミナーとは?|ラリー参加までを1日で学ぶ

JMRC北海道ラリーセミナーは、ラリー競技に興味がある人や、これからラリーに参加してみたい人を対象としたセミナー。

ラリー競技に関する基礎知識から、実際の競技を想定した模擬ラリーまで、1日を通して学ぶことができる。

開催は年1回。今回の参加費は5,000円で、模擬ラリーに参加するための互助会加入費1,500円を合わせ、合計6,500円だった。

タイムスケジュール

当日のスケジュールは以下の通り。

時間内容
9:30集合
10:00~10:15JMRCとは?・ラリーの保険制度
10:15~12:00ラリー概要・車両クラス・装備品・緊急対応
12:40~13:20エントリー方法・オフィシャル・ボランティア
13:20~14:10ラリー競技に関する座学
14:15~16:55模擬ラリー
16:55~17:25質疑応答
17:30閉会

午前から午後にかけて座学を行い、午後は模擬ラリーを実施。最後に質疑応答を行って終了という流れ。

朝9時30分の集合から17時30分の閉会まで、昼休憩を挟んで約8時間のカリキュラムとなっている。

年1回開催される、ラリー競技を1日かけて学ぶセミナー。ラリーに興味を持った人が最初に参加する機会としても検討しやすい内容となっている。

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ネットで調べても分かりにくい所|座学でラリーの仕組みがわかる

ラリーについて調べていると、SSやTC、ロードブック、コマ図といった言葉は見つかる。しかし、それぞれが競技の中でどのようにつながっているのかまでは分かりにくい。

特にラリー特有のルールや書類は、サーキットレースやジムカーナとは大きく異なる。

今回のセミナーでは、これまで断片的にしか知らなかったラリーの仕組みを、競技の流れに沿って実物を使いながら学ぶことができた。その代表的なものを紹介していく。

ラリー保険の仕組み

ラリーでは、競技に参加する際に保険への加入が必須となる点が、走行会などのサーキット走行との大きな違い。

セミナーでは、ラリー競技に関係する互助会やスポーツ保険、見舞金制度などについて説明があった。

ラリーに参加する場合、車両や装備だけを準備すればいいわけではない。競技中の万一の事故に備え、必要な保険に加入したうえで参加する必要がある。

今回のセミナーでは、模擬ラリーへの参加にあたって互助会への加入も必要となった。実際に加入することで、ラリー競技における保険制度をより身近に感じることができた。

SSでトラブルが起きたときの緊急対応

ラリーで特徴的なのが、SS(スペシャルステージ)でトラブルが発生した場合の対応。

サーキットのように常にコース全体を管理できる環境とは異なり、ラリーでは一般道などを使用して競技を行うことになる。そのため、競技車両が事故やトラブルに遭遇した場合には、自車の安全確保だけでなく、後続車への注意喚起なども含めた対応が必要になる。

「速く走る」ことだけを考えればいいわけではなく、競技中の安全確保まで含めてラリーという競技が成り立っている。

ロードブックの読み方

ラリーを理解するうえで避けて通れないのがロードブック。

ラリーでは、競技の進行に必要な情報をまとめたロードブックを使用する。そこにはタイムスケジュールを示すアイテナリーや、ルートを示すコマ図などが含まれている。

一般的な道路地図とは異なる独特な表記が多く、初めて見ると何を意味しているのか分からない記号も多い。

アイテナリー

アイテナリーは、ラリーにおけるタイムスケジュールのようなもの。

TCやSSなど、競技の進行に関係する情報が独特の形式で記載されている。

単純な予定表とは違い、ラリー特有の用語や表記が使われるため、初めて見ると少し分かりにくい。

しかし、それぞれの意味を理解すると、ラリーがどのような順番で進行していくのかが見えてくる。

コマ図

コマ図は、ラリーで使用されるルート図。

道路の形状や進行方向などを独特の記号で表現しており、一般的なカーナビや道路地図とは考え方が異なる。

ラリーでは、このコマ図を確認しながらルートを進んでいく。

実際にコマ図を見たときは「これを見ながら走るのか」と感じたが、記号の意味を理解していくと、単なる地図とは違ったラリーならではの情報伝達方法だと分かる。

TC(タイムコントロール)の通過方法

TC(タイムコントロール)も、ラリー特有の仕組みのひとつ。

ラリーでは、SSを速く走ることだけでなく、決められた時間に合わせて競技を進行させる必要がある。

その時間を管理する場所がTC。

つまり、単純に「早く到着すればいい」というものではない。指定された時刻に合わせてTCを通過する必要がある。

このあたりはラリーのルールを文章で読むだけではイメージしにくい部分。実際の競技の流れと合わせて説明を受けることで、なぜTCが存在するのかも理解しやすくなった。

ペースノートはどうやって作る?

SSを走行する際に使われるのがペースノート。

コーナーの形状や路面状況など、走行に必要な情報を書き込んだノートで、ドライバーがSSを走る際の重要な情報になる。

ペースノートの作り方や表記方法は、ドライバーによっても違いがあるという。

今回のセミナーでは、現役ドライバーが実際に作成したペースノートが1枚配布された。

実際の競技で使われているペースノートを見ることで、単なるコーナーの形状を書いたメモではなく、ドライバーがSSを攻略するための情報を整理したものだとイメージしやすくなった。

こうしたラリー特有の仕組みは、ひとつひとつをネットで調べることはできる。

しかし、保険、ロードブック、コマ図、TC、ペースノートが実際の競技の中でどうつながっているのかをまとめて理解するのは難しい。

今回のセミナーでは、その「点で知っていた情報」が少しずつ「線」につながっていった。

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座学だけでは分からない所|模擬ラリーで理解が深まる

午前中の座学でラリーの仕組みを学んだ後、午後からは模擬ラリーが行われた。

ラリー特有のルールやコマ図の見方について説明を受けても、実際に車を走らせるとなると勝手が違う。

今回の模擬ラリーでは、座学で学んだ内容を実際の走行の中で体験できた。特に「TC」と「コマ図」は、実際にやってみることで理解が一気に進んだ部分だった。

TCとコマ図は「やってみる」と理解が一気に進む

座学では、TCの役割やコマ図の見方について説明を受ける。

頭では理解したつもりでも、実際に車に乗ってコマ図を確認しながら走ると、考えることが一気に増える。

次の指示を確認しながらルートを進み、指定された場所ではTCを意識する。

普段のドライブならナビに任せれば済むところを、自分で情報を確認しながら進めなければならない。

コマ図を見ながら走ることで、どの情報を確認すればいいのか、どのタイミングで次の指示を確認するのかが具体的に分かってくる。

TCも同じで、仕組みを聞くだけなら難しく感じないものの、実際に通過してみると時間を意識しながら行動する必要があることが分かる。

座学で得た知識と、実際の競技で必要になる動き。この2つをつなげられたことが、今回の模擬ラリーで特に大きかった。

ペースノートを使ったラリー走行

今回のセミナーでは、現役ドライバーが作成したペースノートが1枚配布された。

ペースノートにはSSのコーナー形状や路面状況など、走行に必要な情報が記載されている。実際のラリーでは、コドライバーがこの情報を読み上げ、ドライバーに伝えながらSSを走る。

ただ、今回は私一人で参加したため、コドライバーにペースノートを読み上げてもらいながら走るところまでは体験できなかった。

それでも、実際に競技で使われているペースノートを見ることで、ラリーではドライバーがコースを覚えて走るだけではなく、コドライバーから伝えられる情報をもとに走行することが分かった。

普段のサーキット走行とは、情報の受け取り方そのものが違う。

サーキットではドライバー自身がコースレイアウトを把握し、次のコーナーを判断しながら走る。一方、ラリーではドライバーとコドライバーが情報を共有しながらSSを攻略していく。

実際のペースノートを見たことで、ラリーが2人の連携によって成り立つ競技であることを、より具体的にイメージできた。

参加するなら2人ペアがよさそう

今回は一人で参加したため、ドライバーとコドライバーの役割を分担して模擬ラリーを体験することはできなかった。

そのため、実際に2人で参加したわけではないが、これからラリーセミナーを受講するなら、ドライバーとコドライバーの2人で参加したほうが、よりラリーらしい形で体験できるのではないかと思う。

特にペースノートについては、ドライバーが運転し、コドライバーが情報を読み上げるという役割分担がある。2人で参加すれば、それぞれの役割を実際に体験しながら、ラリー特有の連携を理解しやすくなるはずだ。

とはいえ、一人参加でも学びが少ないわけではない。

私自身、一人で参加したことでコマ図やTCの仕組みを実際に体験でき、座学だけでは分からなかった部分も理解できた。

「ラリーに興味はあるけれど、一緒に参加する人がいない」という人でも、まずは一人で参加してみる価値は十分にあると感じた。

まとめ|ラリーを知りたいなら、まずセミナーから

今回、JMRC北海道ラリーセミナーを受講して、ラリーという競技をこれまでより具体的に理解できるようになった。

ラリーはSSを速く走るだけの競技ではない。保険制度、ロードブック、コマ図、TC、ペースノートなど、独特の仕組みを理解したうえで、ドライバーとコドライバーが連携しながら競技を進めていく。

こうした仕組みは、インターネットで個別に調べることはできても、競技全体の流れとして理解するのは難しい。

その点、今回のセミナーでは座学で基本を学び、その後に模擬ラリーで実際に体験できた。

特にTCやコマ図は、実際にやってみることで理解が深まった部分。ラリーに興味はあるものの、何から始めればいいのか分からない人にとって、最初の入り口として、非常に良い機会だと感じた。

北海道でラリーに初出場するなら、入門カテゴリーとして毎年1~2月に開催されるスノーラリーが選択肢になると紹介された。

ライセンスが不要で、車種も問わず、ロールケージも不要なカテゴリーがあるため、一般的なモータースポーツと比べると参加へのハードルは低い。

今回のセミナーで学んだことを、実際のスノーラリーで復習してみるのも面白そうだ。

ただし、ラリーに参加するうえで最大の難関になりそうなのが、一緒に参加する相手を見つけること。

ドライバーとして参加するならコドライバー、コドライバーとして参加するならドライバーが必要になる。

車両や装備を準備することも大切だが、ラリーは2人1組で競技を行うため、相方探しも重要な準備のひとつ。

今回のセミナーをきっかけに、ラリーを「観る」だけではなく「参加する」側にも少し興味が出てきた。

ラリーに興味はあるものの、競技の仕組みがよく分からない。そんな人なら、まずはJMRC北海道ラリーセミナーを受講してみるのも一つの方法だと思う。

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