ふるさと納税と聞くと、お肉やお米、フルーツ、旅行券あたりを思い浮かべる人が多いはず。ただ、調べてみるとモータースポーツ関連の返礼品も意外とたくさんある。
サーキットの観戦券にレンタルカート、スポーツ走行券、さらにはレーシングカーやガレージレンタルまで、ジャンルはかなり幅広い。今回は筆者が調べた返礼品を一覧にまとめたうえで、その中から特に気になった6つをじっくり紹介していく。
目次(クリックでジャンプ)
モータースポーツ関連のふるさと納税は意外と多い
「観る」だけでなく「走る」「体験する」返礼品もある
モータースポーツの返礼品というと、レースのチケットくらいかなと思っていた。しかし実際はそれだけではない。
- レース観戦
- レンタルカート
- サーキット体験走行
- スポーツ走行
- レーシングカー
- ガレージ・車両保管
など、「観る」から「走る」、さらに「持つ・拠点をつくる」まで楽しみ方が広がっている。サーキットのある自治体が、地元の魅力として打ち出しているケースが多い印象だ。
今回調べた返礼品をカテゴリー別に紹介
今回は、次のカテゴリーに分けて整理してみた。
- 入場券・観戦券
- レンタルカート
- 体験走行
- スポーツ走行券
- その他(レーシングカー、ガレージ、ライセンスなど)
まずは一覧で全体像をつかんでもらい、そのあとに注目の6件を掘り下げていこう。
モータースポーツ関連のふるさと納税返礼品一覧
入場券・観戦券
| 自治体 | 返礼品 ※クリックで詳細にジャンプ | サーキット |
|---|---|---|
| 福島県二本松市 | エビスサーキット入場券 | エビスサーキット |
| 静岡県小山町 | 富士スピードウェイ レース自由観戦エリア券 | 富士スピードウェイ |
| 岡山県美作市 | 岡山国際サーキット ペア入場チケット | 岡山国際サーキット |
レンタルカート
| 自治体 | 返礼品 ※クリックで詳細にジャンプ | 施設 |
|---|---|---|
| 宮城県村田町 | スポーツランドSUGO レンタルカート乗車利用券 | スポーツランドSUGO |
| 茨城県潮来市 | クイック潮来 本格サーキット走行体験プラン | クイック潮来 |
| 埼玉県羽生市 | クイック羽生 走行体験セット | クイック羽生 |
| 東京都江東区 | 屋外一人乗りカート10分セッション | シティサーキット東京ベイ |
| 東京都あきる野市 | U-KART CIRCUIT チケット | U-KART CIRCUIT |
| 千葉県茂原市 | 茂原ツインサーキット走行割引券 | 茂原ツインサーキット |
| 神奈川県平塚市 | F.ドリーム平塚 走行券 | F.ドリーム平塚 |
| 静岡県小山町 | オートパラダイス御殿場 施設利用券 | オートパラダイス御殿場 |
| 愛知県豊橋市 | のんほいサーキット満喫セット | のんほいサーキット |
| 香川県綾川町 | レンタルカート20分走行プラン | カートランド四国 |
体験走行
| 自治体 | 返礼品 ※クリックで詳細にジャンプ | サーキット |
|---|---|---|
| 静岡県小山町 | 86RACER’Sレーシングカー体験走行 | 富士スピードウェイ |
| 徳島県東みよし町 | サーキット走行体験 四輪走行 | 阿讃サーキット |
スポーツ走行券
| 自治体 | 返礼品 ※クリックで詳細にジャンプ | サーキット |
|---|---|---|
| 北海道更別村 | サーキット走行体験 | 十勝スピードウェイ |
| 宮城県村田町 | 4輪スポーツ走行会員 | スポーツランドSUGO |
| 新潟県上越市 | 1時間走行券 | R-SPEC kakizaki |
| 茨城県下妻市 | 4輪会員走行チケット3枚セット | 筑波サーキット |
| 愛知県美浜町 | 走行3クール券×3 | 美浜サーキット |
| 愛知県蒲郡市 | フリー走行券50分 | スパ西浦 |
| 岡山県美作市 | 30分スポーツ走行引換券×3 | 岡山国際サーキット |
| 大分県日田市 | 4輪スポーツ走行券 | オートポリス |
その他のモータースポーツ関連返礼品
| 自治体 | 返礼品 ※クリックで詳細にジャンプ | 内容 |
|---|---|---|
| 栃木県鹿沼市 | 純国産 入門フォーミュラ「MEF」 | レーシングカー |
| 茨城県下妻市 | 筑波サーキット前ガレージ利用チケット | レンタルガレージ |
| 茨城県下妻市 | ガレージ利用チケット【トレーラーハウス付き】 | レンタルガレージ |
| 静岡県御殿場市 | ザ・カーセラー御殿場 車1年間保管利用券 | 車両保管 |
| 三重県鈴鹿市 | JTBふるさと旅行クーポン | 商品券 |
| 岡山県美作市 | OIRCライセンス取得 | コースライセンス |
こうして並べると、全国にこれだけサーキットや関連施設があるんだなと改めて感じる。
モータースポーツ好きにおすすめしたい返礼品6選
ここからは、一覧の中でもモータースポーツ好きなら特に気になる6件を取り上げる。
富士スピードウェイ レース自由観戦エリア券
どんな返礼品?
静岡県小山町の返礼品で、富士スピードウェイのレース観戦に使える。走るのではなく、あくまで「観る」モータースポーツを楽しむ一枚だ。
こんな人におすすめ
- サーキットでレースを生で観たい
- 富士スピードウェイに一度行ってみたい
- モータースポーツ観戦を趣味にしたい
テレビや配信で観るのとは、音も迫力もまるで違う。エンジン音が体に響く感覚は、一度味わうとクセになる。観戦デビューにはちょうどいい入口だと思う。
オートパラダイス御殿場 施設利用券30,000円分
どんな返礼品?
こちらも静岡県小山町。1,000円の利用券が30枚、合計30,000円分という内容になっている。
レンタルカートを楽しみたい人におすすめ
自分のクルマを用意しなくても走れるのが、レンタルカートのいいところ。モータースポーツ初心者でも取り組みやすい。しかもこの返礼品は1回で使い切りではなく、複数回に分けて使える点にも注目したい。さらにレーシングカートの走行券としても利用できるので、普段からオートパラダイス御殿場を利用している人にもおすすめだ。
こんな楽しみ方ができる
- 初心者がカートを初体験する
- 家族や友人とレジャー感覚で遊ぶ
- 通いながら少しずつ走りを磨く
カートは「速く走る」ことの基本がぎゅっと詰まっている。何度か走ると、ブレーキのタイミングやラインの取り方が自然と見えてくるから面白い。
富士スピードウェイ 86RACER’Sレーシングカー体験走行
どんな返礼品?
富士スピードウェイでレーシングカーを体験できる返礼品。ドライビングライセンスが不要という点が大きな特徴だ。
レンタルカートとは違う「レーシングカー体験」
カートではなく、本物のレーシングカーを運転できる。サーキットを実際に走るきっかけとして、かなり魅力的だと思う。
こんな人におすすめ
- レーシングカーを運転してみたい
- サーキット走行が未経験
- モータースポーツを一度体験してみたい
あの富士の舞台に立てるというだけで、気持ちが上がる人は多いはず。
筑波サーキット 4輪会員走行チケット3枚セット
どんな返礼品?
茨城県下妻市の返礼品で、筑波サーキットの4輪会員走行チケットが3枚セットになっている。
本格的にサーキットを走りたい人向け
これはレンタルカートや体験走行とは性格が違う。自分のクルマでサーキット走行を楽しみたい人に向けた返礼品だ。
申し込む前に確認したい条件
ここは大事なので、はっきり書いておく。ふるさと納税を申し込めば、そのまま誰でも走れるわけではない。
- サーキットライセンス
- 会員走行の条件
- 車両や装備などの参加条件
こうした条件を満たしていないと走れない可能性がある。申し込む前に、必ず自治体や施設の案内をチェックしておきたい。そういう点を考えると、これは既に筑波サーキットのライセンス走行を楽しんでいる人向けといえる。
筑波サーキット前 ガレージ利用チケット【トレーラーハウス付き】
どんな返礼品?
こちらも茨城県下妻市。筑波サーキットの近くにあるガレージの利用チケット(1カ月間)で、トレーラーハウスが付いている。トレーラーハウスにはクルマを収納できるガレージ部分とキッチン・トイレ・シャワー室が付いた寝泊り可能なスペースが分かれている。
サーキット通いをする人には面白い返礼品
サーキットのすぐ近く(徒歩1分)に拠点を持てるのは、通う人にとってかなりありがたい。車両や荷物の置き場、あるいは活動の拠点として使い方を考えられる。筑波サーキットを頻繁に利用する人ほど、注目したいところだ。
「ふるさと納税でガレージ」という意外性
食品や旅行券とは、まったく方向性が違う。正直、初めて見たときは「そんなものまであるのか」と笑ってしまった。モータースポーツ好きならではの、ちょっと変わったふるさと納税だと思う。
純国産・入門フォーミュラ「MEF」
どんな返礼品?
栃木県鹿沼市の返礼品で、イケヤフォーミュラが手がける純国産の入門フォーミュラ。なんとレーシングカーそのものが返礼品になっている。
「体験」から「所有」へ
観戦券、カート、スポーツ走行と見てきたが、MEFはそのどれとも違う。体験するのではなく、レーシングカーを所有するという選択肢だ。
どんな人が注目したい?
- フォーミュラカーに興味がある
- レース車両を自分で持ってみたい
- モータースポーツを本格的に始めたい
フォーミュラカー経験者から見たMEF
ちなみに筆者は、FJ1600やスーパーFJ、VITAに乗った経験がある。だからこそ言えるのは、フォーミュラカーに乗るというのは、ほかのクルマとは別物の体験だということ。
入門フォーミュラという立ち位置のMEFは、そうした世界へ踏み出す最初の一台として興味深い存在だ。もちろん、維持やメンテナンス、走る場所の確保など考えることは多い。それでも「ふるさと納税でレーシングカーを選べる」ということ自体に、モータースポーツ好きとしてはワクワクしてしまう。
モータースポーツ好きならどの返礼品を選ぶ?
6つを横並びにして比べてみよう。
| 返礼品 | 楽しみ方 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 富士スピードウェイ観戦券 | 観る | レース観戦派 |
| オートパラダイス御殿場 | カートで走る | 初心者・カート好き |
| 86RACER’S | レーシングカーを体験 | サーキット初心者 |
| 筑波サーキット走行券 | 自分のクルマで走る | スポーツ走行派 |
| 筑波サーキット前ガレージ | サーキットを拠点にする | サーキット通い派 |
| MEF | フォーミュラカーを所有する | 本格的に始めたい人 |
初心者なら「観戦・カート・体験走行」
まずはハードルの低いところから。観戦券で雰囲気を味わうか、カートや体験走行で実際にハンドルを握ってみるのがいい。ライセンスや自分のクルマがなくても始められるのが強みだ。
経験者なら「スポーツ走行・ガレージ」
すでにサーキットを走っている人なら、走行券やガレージが実用的。通う回数が多い人ほど、恩恵を感じやすいと思う。
本格派なら「レーシングカー」という選択肢も
本気でレースの世界に入りたいなら、MEFのような車両そのものを選ぶ道もある。ここまでくると、もはやふるさと納税の枠を超えた楽しみ方だ。
モータースポーツ関連のふるさと納税を利用する際の注意点
返礼品ごとに利用条件を確認する
モータースポーツ系の返礼品は、食品と違って「使うための条件」がある場合が多い。主にチェックしたいのは次の項目。
- ライセンス
- 年齢
- 身長
- 車両条件
- 装備
- 予約の要否
- 利用可能日
- 有効期限
せっかく申し込んでも、条件が合わなくて使えなかったら悲しい。特に予約が必要な施設や、利用できる日が限られているケースには気をつけたい。
ふるさと納税の控除上限額を確認する
ふるさと納税には、年収や家族構成によって決まる控除上限額がある。この範囲内であれば、自己負担額は原則2,000円で済む仕組みだ。逆に上限を超えた分は、そのまま自己負担になってしまう。上限額は人によって違うので、シミュレーションで確認してから申し込むと安心。
返礼品の内容・受付状況は変わる可能性がある
返礼品は常に同じ状態とは限らない。
- 掲載の終了
- 寄付額の変更
- 利用条件の変更
- 受付の停止
こうした変更が起きることもある。この記事の情報も、あくまで調べた時点のもの。申し込む前には、必ず最新の情報を確認してほしい。
まとめ|ふるさと納税でモータースポーツを楽しもう
モータースポーツ関連のふるさと納税は、思っていたよりずっと種類が豊富だった。観戦券だけでなく、カートや体験走行、スポーツ走行まで選べるし、ガレージやレーシングカーなんて変わり種まである。
今回は調べた返礼品を一覧で紹介し、その中から特に気になった6件を詳しく見てきた。自分のレベルや楽しみたい方向に合わせて選べるのが、このジャンルのいいところだと思う。
ふるさと納税をきっかけに、モータースポーツを始めてみるのも面白い。気になる返礼品があれば、利用条件と最新情報を確認したうえで、ぜひチェックしてみてほしい。

コメント