この記事の結論
国内Bライセンスとは?
- モータースポーツ競技(JAF公認競技会)に参加するために必要な入門ライセンス。
- ラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアルなどに出場できる。
- サーキットレースには出場できない。
- 約1~2時間の講習で取得できる。オンライン講習会も開催している。
- 取得費用は受講料5,000円~6,000円+ライセンス申請料3,100円。
国内Bライセンスとは?
JAFモータースポーツ国内Bライセンスとは、日本国内で開催されるモータースポーツ競技(JAF公認競技会)に参加するために必要な入門ライセンスである。このライセンスを取得することで、主にアマチュア向けの競技であるラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアルなどに出場できるようになる。国内Bライセンスはモータースポーツ初心者が最初に取得することが多いライセンスとなっている。
取得方法
JAF国内Bライセンスは、以下の手順で取得できる。
1. 講習会の受講
JAFや各地の自動車クラブが開催する「国内Bライセンス講習会」に参加する。講習は主に座学で構成されており、モータースポーツの基本ルール、安全対策、競技の種類などを学ぶ内容となっている。所要時間は約1〜2時間程度であり、実技試験は不要である。
近年はオンラインでの講習も実施されている場合があり、各地域の開催情報はJAFの公式サイトで確認できる。
上記の他に、オートテストなどの「JAF公認クローズド競技」に出場すると、講習会免除で国内Bライセンスを申請することができる。
2. 必要書類の準備と申請
講習会を受講後、所定の申請書類をJAFに提出する。提出には以下のものが必要となる。
- 運転免許証のコピー
- 顔写真(証明写真)
- JAF(ロードサービス)個人会員であること(未入会者は同時申請が可能)
3. ライセンスの発行
申請が受理されると、JAFからモータースポーツ国内Bライセンスが発行される。これにより、JAFが公認する競技会に出場できる資格を得ることができる。
取得に必要な条件と費用
国内Bライセンスの取得には、以下の条件を満たしている必要がある。
- 18歳以上であること
- 普通自動車運転免許(AT限定可)を所持していること
- JAF(ロードサービス)の個人会員であること
費用は次のとおりである。
- 講習会の受講料:おおよそ5,000円〜6,000円程度
- ライセンス申請料:3,100円(国内Bライセンスのみの場合)
- JAF(ロードサービス)年会費:個人会員としての登録が必要(未加入者のみ)
ライセンスの有効期間は1年間であり、翌年以降は更新手続きを行うことで継続できる仕組みとなっている。
Bライセンス取得後にできること
Bライセンスを取得すると、以下のようなモータースポーツ競技に出場できるようになる。
ラリー
舗装路や未舗装路を高速で走行する競技。ドライバーとナビゲーターがペアを組み、設定されたコースを正確かつ速く走破することを目指す。一般公道が使われる場合もあり、独特な観戦スタイルが特徴である。
ダートトライアル
未舗装路に設けられたコースを走行し、タイムを競う競技。車両のコントロール技術が求められ、スピンやジャンプといった迫力あるシーンも見どころとなっている。
ジムカーナ
パイロンなどで設営されたコースを走行し、タイムと正確性を競う競技。比較的短時間で競技が完結するため、初心者にとって最初のステップとして選ばれることが多い。
これらは比較的少ない装備でも始められる競技であり、競技専用レンタカーや共用車両での参加を受け入れている大会もある。Bライセンスを取得することで、本格的なモータースポーツの世界へ一歩踏み出すことができるようになる。
初めての一歩を踏み出すために
モータースポーツは、一見ハードルが高そうに思えるが、国内Bライセンスの取得はその第一歩である。実技試験はなく、講習を受けるだけで取得できることから、誰でもチャレンジしやすい仕組みとなっている。
まずはJAFの公式サイトで、講習会の情報をチェックしてみるとよいだろう。講習を受けることで、モータースポーツの魅力と安全性について学ぶことができ、自信を持って競技に参加できるようになると思う。
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