この記事の結論
オートテストとは?
- 最も手軽なモータースポーツ競技(JAF公認競技会)。
- 競技ライセンスを持っていなくても出場できる。
- 軽自動車や大型SUV、電気自動車でも出場できる。
- ヘルメットやグローブなどの装備品がいらない。
- 参加費は2,000円~5,000円程度。
オートテストとは?
JAF(日本自動車連盟)公認の「オートテスト」は、日常で使用している車を使って参加できる、最も手軽なモータースポーツ競技である。特別な改造や高性能な車両を必要とせず、運転免許を持っていれば誰でも挑戦できる点が大きな特徴である。
コースは主に広場や駐車場にパイロンを設置して作られ、スラローム、急カーブ、車庫入れといった運転操作の正確さが求められる競技となっている。競技は一台ずつ走行し、走行タイムの速さと正確さを競う内容となっている。
オートテストの流れ
1. エントリー
参加を希望する場合は、事前に申し込みを行う必要がある。JAFや主催クラブの公式サイトで案内されるエントリーフォームに記入し提出することが一般的である。今はほとんどの場合が電子化されており、WEB上で事前申し込みが可能となっている。大会によっては事前申し込み無しで参加できるものもある。
2. 受付とブリーフィング
当日は現地で受付を行う。参加者確認や必要書類の提出と同時に参加費の支払いを済ませる。続いて行われるブリーフィングでは、当日の流れやコースの説明、安全上の注意点などが伝えられる。
3. 競技開始
決められた順番で1台ずつ走行を行う。コース内にはパイロンで作られたスラロームや急な方向転換など、普段の運転では経験しにくいセクションが設けられている。
4. タイム計測とペナルティ
走行時間は正確に計測され、パイロンへの接触やコースミスがあるとペナルティタイムが加算される。タイムとペナルティの合計が最終結果となる。
5. 結果発表
すべての参加者の走行が終わると、成績が集計され順位が発表される。初心者クラスや女性ドライバークラスなど、参加者層に合わせた表彰が行われることもある。
オートテストの特徴
モータースポーツライセンス不要
オートテストはJAFモータースポーツライセンスを持っていなくても参加する事ができる。さらにオートテストに出場すると国内Bライセンスを取得するために必要な講習会を免除してもらえるなどの特典がある。
一般車両で参加可能
軽自動車やコンパクトカー、セダンなど、日常で使用している車でそのまま出場できる。大型のSUVやミニバンで参加する人も少なくない。もちろんHEV(ハイブリット車)やEV(電気自動車)での参加も可能。
装備品不要の手軽さ
他のJAF公認競技会とは異なり、オートテストはヘルメットやレーシンググローブの着用は不要となっている。開催地も広いスペースが確保された安全なエリアであり、低速で走行せざるを得ないコースレイアウトとなっている。
運転技術の向上
限られたスペースでの車両操作を求められるため、運転の基本スキルや車両感覚を磨く絶好の機会となる。日常運転にも良い影響を与えるものと思われる。
初心者への配慮
初参加者には、事前に講習を行う大会やスタッフが丁寧にサポートするケースも多く見られる。家族連れや見学のみの参加も歓迎されており、会場全体に和やかな雰囲気がある。
参加にあたっての基本情報
- 参加費の目安:2,000円〜5,000円程度が一般的となっている
- 所要時間:半日〜1日で完結するイベントが多く、気軽に参加しやすい
- 必要装備:運転しやすい服装、運転免許証
- 情報の入手先:JAF公式サイトや各地方のクラブホームページにて案内されている
まとめ
「オートテスト」は、モータースポーツに興味がある初心者にとって最も手軽に始められる競技である。特別な装備や経験がなくても、自家用車と運転免許があれば参加可能となっている。安全面も考慮されており、運転技術の向上や安全運転意識の醸成にもつながる。まずは一度、気軽にチャレンジしてみることをおすすめしたい。
各地方のクラブ協議会サイト
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