2026年、F1の視聴環境は大きく変わった。
長年F1配信を担ってきた DAZN が撤退し、日本でのF1放送・配信はフジテレビを中心とした体制へと再編されている。
CS放送、インターネット配信、さらには地上波ダイジェスト放送まで選択肢は増えた。
一方で、すべてをカバーしようとすると、視聴料金は決して安くない。
「どれを契約すればいいのか分からない」「全部契約するのはさすがに高い」
そう感じている人も多いはずだ。
本記事では、フジテレビの新しいF1料金プランを昨年までのDAZN時代と比較したうえで、2026年のF1を“できるだけ安く見る”ための現実的な考え方を整理していく。
ポイントは、
「すべてのレースをライブで見る前提をやめること」と
「放送時間を事前に把握し、月ごとに契約プランを組み替えること」。
放送時間と生活リズムから逆算すれば、F1視聴にかかるコストは、まだ削れる余地がある。
次章ではまず、2026年のF1視聴プランと料金を簡単に整理し、そこから“高くなった理由”と“無駄になりやすいポイント”を確認していく。
目次(クリックでジャンプ)
この記事で分かること
- 2026年のフジテレビF1料金がなぜ高く感じるのか
- 放送時間から逆算した、無駄のない契約の考え方
- 筆者が選ぶ現実的な契約フォーメーション
前提整理|2026年のF1視聴プランと料金
2026年のF1は、日本国内ではフジテレビを中心とした体制で放送・配信される。
昨年までF1配信を担っていた DAZN は撤退し、視聴環境は大きく変化した。
まずは、2026年に選択できるF1視聴プランを整理しておきたい。
ここでは「どのサービスがあるのか」「料金はどの程度か」という前提情報のみを押さえる。
なお、DAZNをF1目的で契約していた場合、解約手続きや割引オファーの扱いを含めた整理も必要になる。この点については、別記事で詳しく解説している。
フジテレビNEXT(CS放送)
フジテレビNEXTは、CS放送(スカパー!、J:COM、ひかりTVなど)で視聴する有料チャンネルである。
F1については、決勝を含むレース中継を中心に放送される。
- 月額料金
- 2026年3月まで:1,980円
- 2026年4月以降:2,580円
- 視聴方法:CS放送/ケーブルテレビ
- 見逃し配信:原則なし(録画前提)
テレビでの安定したライブ視聴が可能な点が特徴で、
これまでフジテレビNEXTでF1を見てきた人にとっては、もっとも馴染みのある選択肢と言える。
フジテレビNEXTsmart(インターネット配信)
フジテレビNEXTsmartは、フジテレビNEXTと同じ内容をインターネット経由で視聴できるサービスである。
CS環境がなくても視聴できる点が特徴だ。
- 月額料金
- 2026年3月まで:1,980円
- 2026年4月以降:2,580円
- 視聴方法:インターネット配信
- 見逃し配信:なし
放送内容はNEXTと同一だが、見逃し配信がないため、
リアルタイム視聴が前提となる。
※視聴体験はNEXTと同等だが、見逃し配信がない点は同じため、本記事ではNEXTと同一カテゴリとして扱う。
FOD(F1専用コース)
フジテレビの動画配信サービス FOD では、F1専用の有料コースが複数用意されている。
視聴スタイルや求める情報量に応じて、プランが細かく分かれているのが特徴だ。
FOD F1 スターターコース
- 月額料金:3,880円
- F1全セッション日本語実況
- 見逃し配信あり(30日間)
FOD F1 プロコース
- 月額料金:4,900円
- スターターコースの内容に加え
- F1 TV Proへのアクセス
- オンボード映像、チームラジオ、F2・F3なども視聴可能
FOD F1 チャンピオンコース
- 月額料金:5,900円
- プロコースの内容に加え
- 4K HDR対応
- マルチビュー(最大4画面)
- 複数端末での同時視聴
FODは、上位プランになるほど情報量と機能が増える構成になっている。
参考:DAZN時代の料金体系
参考として、昨年までF1を配信していたDAZNの料金体系も簡単に振り返っておく。
- 月間プラン:月額4,200円
- 年間プラン(月々払い):月額3,200円(12カ月縛り)
- 年間プラン(一括):年額32,000円
- 特別オファー:年額20,000円(条件付き)
この「特別オファー」を利用していた人にとっては、2026年のフジテレビ体制は割高に感じやすい。
DAZNの割引オファーの仕組みや、実際にどのような条件で提示されていたのかについては、別記事で詳しく解説している。
選択肢は増えたが、料金はシンプルではない
2026年のF1視聴環境を整理すると、次のようになる。
- フジテレビNEXT/NEXTsmart
→ 比較的安価だが、見逃し配信はない - FODのF1専用コース
→ 見逃し配信や情報量は充実するが、月額は高め - DAZN時代と比べると
→ 年間プランや特別オファー利用者ほど「高くなった」と感じやすい
この前提を踏まえたうえで、
次章では発想を切り替え、
「F1は全戦ライブで見る必要があるのか?」という視点から、
視聴プランを再考していく。
フジテレビとDAZNの料金比較表
※すべて 12か月分を契約した場合の金額
※F1非開催月を含むが、契約条件をそろえるため年額換算で比較
※DAZNは参考情報(2025年まで)
| サービス | プラン | 月額 | 年額(12か月) | 備考 |
| フジテレビ | NEXT / NEXTsmart | 2,580円 | 30,960円 | 2026年4月以降料金で統一 |
| フジテレビ | FOD F1 スターター | 3,880円 | 46,560円 | 見逃し配信あり |
| フジテレビ | FOD F1 プロ | 4,900円 | 58,800円 | F1 TV Pro連携 |
| フジテレビ | FOD F1 チャンピオン | 5,900円 | 70,800円 | 4K HDR・マルチビュー |
| DAZN(参考) | 月間プラン | 4,200円 | 50,400円 | 縛りなし |
| DAZN(参考) | 年間プラン(月々) | 3,200円 | 38,400円 | 12か月縛り |
| DAZN(参考) | 年間プラン(一括) | ― | 32,000円 | 一括前払い |
| DAZN(参考) | 割引オファー | ― | 約20,000円 | 条件付き |
発想を切り替える|F1は全戦ライブで見ることができるのか?
ここまでで、2026年のF1視聴は
何も考えずに12か月フル契約すると高額になることが分かった。
では次に考えるべきは、「料金を下げる方法」そのものではなく、前提の置き方である。
そもそも、F1は全戦をライブで見る必要があるのだろうか。
あるいは、現実的にそれは可能なのだろうか。
「全戦ライブ視聴」は理想だが、前提として無理がある
F1ファンであれば、「できることなら全戦ライブで見たい」と思うのは自然だ。
しかし、2026年のF1カレンダーを日本時間で見渡すと、この理想には最初から無理がある。
- 深夜2時、3時スタートの決勝
- 月曜早朝にかかるレース
- 日曜昼間だが外出と重なりやすい時間帯
これらをすべて「ライブ前提」で追いかけるのは、仕事や生活がある以上、現実的とは言い難い。
つまり問題は、「見たいかどうか」ではなく「見られるかどうか」にある。
放送時間は、すでに事前に分かっている
重要なのは、
F1の決勝スタート時間は、シーズン前にほぼ確定しているという点だ。
ヨーロッパラウンドが中心になる月、
アメリカ大陸を転戦する月、
アジアや日本で開催される月。
これらは、毎年ほぼ同じ時間帯に行われる。
つまり、「どの月が見やすく、どの月が見にくいか」は、シーズンが始まる前からある程度予測できる。
それにもかかわらず、すべての月を同じ条件で契約してしまうのは、コスト面でも合理的とは言えない。
ライブ視聴できるかどうかは「時間帯」ではなく「生活リズム」
ここで一度、考え方を整理したい。
F1をライブで見られるかどうかは、単純に「何時スタートか」だけでは決まらない。
重要なのは、その時間帯に自分が家にいる確率である。
- 夜の時間帯
→ 家にいることが多く、ライブ視聴できる可能性が高い - 深夜〜月曜早朝
→ 仕事・生活との両立が難しく、基本的にライブは厳しい - 日曜昼間
→ 見やすい時間帯ではあるが、外出や用事が入りやすい
このように考えると、
「ライブで見られるレース」と
「最初から見逃し前提で考えたほうがいいレース」
は、はっきり分かれてくる。
全戦に“見逃し保険”を付けるから、料金が高くなる
ここで、これまでの料金の話とつながる。
2026年のF1視聴でコストが跳ね上がるのは、
「全戦をライブで見る」こと自体よりも、全戦に“見逃し配信(追っかけ)”の保険を付けるときだ。
日本時間のF1は、深夜〜月曜早朝スタートが一定数混ざる。
この時間帯のレースを「確実に追う」には、見逃し配信が必要になる。
その保険を全戦に付けようとすると、必然的に FODのF1専用コース(スターター以上)が軸になり、年間費用が一気に重くなる。
逆に言えば、2026年の視聴費用を現実的に抑えるコツは、発想をこう切り替えることだ。
- 見逃し保険が“本当に必要な月”だけ付ける
- 保険を付けない月は、ライブで見られる分だけ楽しむ
- そもそもライブで見られるレースが少ない月は、深追いしない(割り切る)
ここで重要なのは、F1の楽しみ方を下げることではない。
「全部を同じ条件で追う」という前提をやめるだけで、契約の仕方は変えられる。
“保険を外す月”を作ると、契約が一気に合理化する
見逃し配信はたしかに便利だが、万能ではない。
日曜昼間のレースは見やすい反面、外出や用事で取りこぼすリスクがある。
だからこそ 昼スタートが多い月は保険を付けたくなる。
一方、深夜や早朝スタートが多い月は「保険を付けても結局見ない」可能性が上がる。
つまり、月ごとに考えるべき問いはこうなる。
- その月は ライブで見られる確率が高いか
- 取りこぼしたときに 見逃しで追う気が起きる月か
- そもそも 追う優先度が高いレースが多い月か
この3つの答えが「弱い月」ほど、見逃し保険(=FOD)を外す判断が合理的になる。
次章では、実際の2026年決勝スタート時間(日本時間)を月ごとに整理し、
ライブで見られる月/見逃し保険が欲しい月/割り切れる月を分類していく。
2026年決勝スタート時間を月別に分類する
ここでは、2026年F1シーズンの決勝スタート時刻を日本時間ベースで整理する。
F1を「安く見る」ために重要なのは、すべてのレースを同じ前提で考えないことだ。
まずは事実として、各レースが日本時間のいつスタートするのかを確認し、そのうえで月ごとの傾向を把握する。
各レースの日本時間スタート時刻(一覧)
| Rd | グランプリ | 決勝スタート(日本時間) |
| 1 | オーストラリアGP | 2026-03-08(日) 13:00 |
| 2 | 中国GP | 2026-03-15(日) 16:00 |
| 3 | 日本GP | 2026-03-29(日) 14:00 |
| 4 | バーレーンGP | 2026-04-13(月) 00:00 |
| 5 | サウジアラビアGP | 2026-04-20(月) 02:00 |
| 6 | マイアミGP | 2026-05-04(月) 05:00 |
| 7 | カナダGP | 2026-05-25(月) 05:00 |
| 8 | モナコGP | 2026-06-07(日) 22:00 |
| 9 | バルセロナGP | 2026-06-14(日) 22:00 |
| 10 | オーストリアGP | 2026-06-28(日) 22:00 |
| 11 | イギリスGP | 2026-07-05(日) 23:00 |
| 12 | ベルギーGP | 2026-07-19(日) 22:00 |
| 13 | ハンガリーGP | 2026-07-26(日) 22:00 |
| 14 | オランダGP | 2026-08-23(日) 22:00 |
| 15 | イタリアGP | 2026-09-06(日) 22:00 |
| 16 | スペインGP | 2026-09-13(日) 22:00 |
| 17 | アゼルバイジャンGP | (仮)2026-09-26(土) 20:00 |
| 18 | シンガポールGP | 2026-10-11(日) 21:00 |
| 19 | アメリカGP | (仮)2026-10-26(月) 05:00 |
| 20 | メキシコGP | (仮)2026-11-02(月) 05:00 |
| 21 | ブラジルGP | (仮)2026-11-09(月) 02:00 |
| 22 | ラスベガスGP | (仮)2026-11-22(日) 13:00 |
| 23 | カタールGP | (仮)2026-11-30(月) 01:00 |
| 24 | アブダビGP | (仮)2026-12-06(日) 22:00 |
月ごとのスタート時間の傾向(一覧表)
時間帯は以下の3区分で整理する。
- 昼:12:00〜17:59
- 夜:18:00〜23:59
- 深夜・早朝:0:00〜5:59
| 月 | レース数 | 昼 | 夜 | 深夜・早朝 |
| 3月 | 3 | 3 | 0 | 0 |
| 4月 | 2 | 0 | 0 | 2 |
| 5月 | 2 | 0 | 0 | 2 |
| 6月 | 3 | 0 | 3 | 0 |
| 7月 | 3 | 0 | 3 | 0 |
| 8月 | 1 | 0 | 1 | 0 |
| 9月 | 3 | 0 | 3 | 0 |
| 10月 | 2 | 0 | 2 | 0 |
| 11月 | 4 | 1 | 0 | 3 |
| 12月 | 1 | 0 | 1 | 0 |
分析結果
この月別集計から分かるのは、
2026年のF1は 時間帯の偏りが非常に明確 だという点だ。
- 3月は昼スタートのみで、ライブ視聴しやすい
- 4〜5月、11月は深夜・早朝スタートが中心
- 6〜10月は夜スタートが大半を占める
つまり、
「ライブで見られる月」と
「見逃し前提で考えたほうがいい月」が
はっきり分かれている。
次章では、この月別傾向を前提に、契約プランをどう組み替えるか具体的なフォーメーション案を整理していく。
契約フォーメーション3案|2026年のF1を安く、無理なく楽しむ
前章までで整理してきたとおり、2026年のF1視聴では
「全戦を同じ条件で追う」ことを前提にすると、どうしてもコストが膨らむ。
そこで本章では、
- 日本時間の決勝スタート時間の傾向
- ライブで見られる可能性
- 見逃し配信(保険)の必要性
- 月ごとのレース数
これらを踏まえ、現実的な契約方法を 3つのフォーメーション案 として整理する。
案1|NEXT+スターター併用型(安心重視)
ライブ視聴しやすい月はフジテレビNEXT、
深夜・早朝スタートが多く見逃し配信の保険が欲しい月はFODスターターを使う構成。
月別契約
| 月 | 契約 |
| 3月 | NEXT |
| 4〜5月 | スターター |
| 6〜9月 | NEXT |
| 10〜12月 | スターター |
合計金額
- NEXT
- 3月:1,980円
- 6〜9月:4か月×2,580円
- スターター
- 5か月×3,880円
合計:31,700円
特徴
- 取りこぼしは最小限
- その分、年間コストは最も高い
- 「ほぼ全部追いたい」人向け
案2|NEXTのみ+割り切り型(最安重視)
ライブで見られる可能性が高い月だけNEXTを契約し、
それ以外の月はYouTubeの無料ダイジェストで補完する割り切り構成。
月別契約
| 月 | 契約 |
| 3月 | NEXT |
| 4〜5月 | 契約なし |
| 6〜9月 | NEXT |
| 10〜12月 | 契約なし |
合計金額
- NEXT
- 3月:1,980円
- 6〜9月:4か月×2,580円
合計:12,300円
特徴
- 年間コストは最安
- フルレースを追えない月があるのは前提
- 結果・ハイライト中心でも問題ない人向け
案3(有力)|スターター中心+割り切り明確型
見逃し配信を活かせる月だけFODスターターを契約し、
レース数が少ない月は最初から追わない という考え方を取り入れた構成。
月別契約
| 月 | 契約 |
| 3月 | スターター |
| 4〜5月 | 契約なし |
| 6〜7月 | スターター |
| 8月 | 契約なし |
| 9月 | スターター |
| 10〜12月 | 契約なし |
※8月・12月はレース数が少ないため割り切り
合計金額
- スターター
- 4か月×3,880円
合計:15,520円
特徴
- 追う月と追わない月が明確
- 見逃し配信の保険は必要な月だけ
- コストと満足度のバランスが取りやすい
筆者が「案3」を有力と考える理由
筆者が案3(スターター中心+割り切り明確型)を有力と考える最大の理由は、「お金の問題」ではなく「視聴の現実性」にある。
まず前提として、筆者は「ライブ放送以外では、ほとんどF1を見ない」視聴スタイルだ。
平日の深夜や月曜早朝スタートのレースは、見逃し配信があっても、結局は時間が取れず消化できないケースが多い。
一方で、日曜夜や日曜昼スタートのレースは比較的見やすいが、外出や用事が入る可能性もあり、その場合は見逃し配信の保険が欲しい。
この「ライブで見られるか五分五分の時間帯」こそ、FODスターターが最も活きる場面だと感じている。
また、8月や12月のようにレース数そのものが少ない月については、多少取りこぼしてもシーズン全体への影響は小さい。
この月まで追いかけようとすると、「全戦+見逃し配信」という最も高い契約に引きずられてしまう。
案3は、
- 見逃し配信が“本当に役に立つ月”だけ契約する
- 見るのが難しい月、レース数が少ない月は最初から割り切る
という判断を最初に入れている点が、自分の生活リズムと最も噛み合っている。
さらに言えば、3月はF1シーズンの開幕月であり、実況・解説の相性や視聴体験を見極める「お試し期間」としても重要だ。
ここでNEXTとFODのどちらが自分に合うかを判断し、6月以降の契約方針を微調整できる余地がある点も、案3の強みだと考えている。
「全部を完璧に追わない」
「無理に契約を続けない」
この2つを前提にした案3は、F1との距離感を長く保つための、最も現実的な選択肢だ。
まとめ|2026年のF1は「全部追わない」ことで、ちょうど良くなる
2026年のF1視聴環境は、DAZNの撤退によって大きく変わった。
日本でF1を追う手段はフジテレビ系サービスが中心となり、視聴体験は整理された一方で、料金は決して安くない。
フジテレビNEXT、FODのF1専用コースはいずれも内容は充実している。
しかし、すべてのレースをライブ+見逃し配信で追おうとすると、年間コストは簡単に3万円を超える。
これは、割引オファーを利用してDAZNを視聴してきた身からすると、体感的には2倍から3倍近い負担増だ。
そこで本記事では発想を切り替え、
「F1は本当に全戦ライブで見る必要があるのか」
「日本時間で、そもそも現実的に見られるのか」
という視点から、決勝スタート時間と月ごとの傾向を整理してきた。
見えてきた結論はシンプルだ。
全ての月・全てのレースを同じ熱量で追う必要はない。
夜スタートで家にいる可能性が高い月。
深夜〜月曜早朝スタートで、ライブ視聴がほぼ不可能な月。
そして、レース数そのものが少なく、多少取りこぼしても影響が小さい月。
これらを区別せずに「全部追う」前提で契約すると、高くなるのは当然だ。
契約フォーメーション3案を比較すると、
安心重視なら約3.1万円、
最安重視なら約1.2万円、
割り切りを入れたバランス型でも約1.5万円。
考え方ひとつで、年間コストには倍以上の差が生まれる。
その中で、筆者自身が最も現実的だと感じているのが
案3(スターター中心+割り切り明確型) である。
理由は単純で、筆者の視聴スタイルでは「見逃し配信があっても結局見ないレース」が少なくないからだ。
特に平日深夜や月曜早朝スタートのレースは、保険として見逃し配信があっても消化できないケースが多い。
一方で、日曜夜や日曜昼スタートのレースは比較的見やすいが、外出や用事が入る可能性もあり、この時間帯こそ見逃し配信の価値がある。
案3は、この「見逃し配信が本当に役立つ月」だけを狙って契約している点が、自分の生活リズムと最も噛み合っている。
さらに、8月や12月のようにレース数が少ない月については、最初から割り切ることで、「全戦+見逃し配信」という最も高い契約に引きずられずに済む。
これはF1への熱量が下がったという話ではなく、無理なく、長く楽しむための距離感調整だ。
加えて2026年は、フジテレビによる地上波ダイジェスト放送も予定されている。
無料でF1に触れる導線が残されている以上、すべてを有料で追い続ける必要性は、これまで以上に薄れている。
2026年のF1視聴で大切なのは、「どのサービスが一番豪華か」ではなく、自分の生活リズムと、どこまで付き合うかを決めることだ。
全部追わなくても、F1は十分に楽しめる。
むしろ、追わない月を決めたほうが、F1との付き合い方はちょうど良くなる。
2026年は、そんな視聴スタイルを選ぶ年になるのかもしれない。



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