【モタスポ初心者ガイド】最初に挑戦すべきBライ競技

モータースポーツ

モータースポーツは観戦するだけでなく、自ら参加することでその魅力をより深く味わうことができるスポーツである。近年では、初心者でも手軽に参加できるモータースポーツイベントが増えている。しかし、数多くの競技やイベントがある中で、初心者が「どれに挑戦すればいいのか」と迷うのも無理はない。

本記事では、初心者がモータースポーツに挑戦する際の第一歩として、JAFモータースポーツBライセンスが必要となる主要な競技を中心に解説する。それぞれの競技の特長を理解し、自分に合ったモータースポーツを見つけるための参考としてほしい。

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結論:ジムカーナかサーキットトライアルがおすすめ

初心者におすすめのモータースポーツは、ジムカーナまたはサーキットトライアルのどちらかと言わざるをえない。

ジムカーナは、特に車両改造の必要がなく、イベント参加費も比較的安いため、エントリーモータースポーツとして最適である。また、狭いコースを走ることで車を操る技術を磨ける点も初心者にとって魅力的だ。

一方、サーキットトライアルは、広いサーキットで高速走行を楽しみたい人に向いている。スピード感やスリルを味わえるだけでなく、自分と愛車の限界に挑戦できるのが醍醐味である。

ダートトライアルやラリーは特定の条件を満たす必要があり、初心者にはハードルが高い場合が多い。ドリフトは公式競技会が少ないのがネックだ。

ジムカーナをおすすめする理由

ジムカーナ
ジムカーナは、国内Bライセンスで出場できるモータースポーツの代表格で、入門者からベテランまで、これまで多くのドライバーを魅了しているグラスルーツ(草の根)モータースポーツの代表格です。

手軽に始められる

ジムカーナは、初心者にとって最も始めやすい競技の一つである。車両はノーマルでも参加可能なイベントが多く、特別な改造や高額な費用は必要ない。通常、参加費も5000円~1万円程度とリーズナブルである。さらに、コースが比較的短いため、体力に自信がなくても安心して挑戦できる。

運転技術向上に最適

ジムカーナでは、狭いコースを正確かつ迅速に走行することが求められる。この経験を通じて、ハンドル操作やアクセル・ブレーキの使い方といった基本技術が磨かれる。これらのスキルは他の競技だけでなく、日常の運転にも役立つものである。

クラッシュするリスクが低い

ジムカーナはスピードよりもテクニック重視の競技であり、クラッシュのリスクが比較的低い点が特徴である。通常、時速100kmを超える高速走行は求められず、低速での正確な運転が中心となる。そのため、初心者でも安心して挑戦できる環境が整っている。

多様なコース設定

イベントごとに異なるコースが設定されるため、毎回新鮮な気持ちで楽しむことができる。これにより、競技のマンネリ化を防ぎ、継続的に挑戦しやすいのが大きなメリットである。

サーキットトライアルをおすすめする理由

サーキットトライアル
サーキットトライアルは、レースの予選を単独開催したような、サーキットのラップタイムトライアルです。国内Bライセンスと、走行するサーキットが発行するサーキットライセンスがあれば出場できます。

全開走行のスリルと興奮

サーキットトライアルの最大の魅力は、広大なサーキットで愛車を全開にする快感を味わえる点である。初心者にとっては、合法的に高速走行を楽しめる数少ない機会といえよう。コーナーを攻める楽しさや、ストレートでの加速感は他では得られない特別な体験となる。

多様な車両で参加可能

この競技では、軽自動車から高性能スポーツカー、高級インポートカーまで幅広い車種で参加できる。これにより、自分の愛車を存分に楽しむことができるのが魅力である。

有名なサーキットが舞台

サーキットトライアルは、JAF公認のサーキットで開催されており、日本のトップカテゴリーのレースと同じコースを走ることができる。憧れのマシンやドライバーが走ったコースを、自分でも走れるのは、モータースポーツファンにとって魅力的な点だろう。

ダートトライアルとラリーをおすすめできない理由

ラリー
ラリーとは、未舗装路やスノー路面、アイスバーンの道など、幾多の待ち構える難関を突破してゴールに向かうモータースポーツです。
ダートトライアル
ダートトライアルは、ラリー競技とジムカーナ競技のイイトコ取りをしたようなカテゴリーで、かつて全国的にラリーを開催しにくくなった状況を受けて、ラリーから派生する形で誕生しました。

車両の改造が必要

ダートトライアルやラリーでは、車両の改造が必要となる場合が多い。特にサスペンションやタイヤ、安全装備の変更が必要となることが一般的であり、初心者には初期投資の費用や準備の手間が大きな負担となる。

運転の難易度が高い

ダートトライアルは不整地での走行が基本であり、滑りやすい路面での操作が必要である。ラリーでは、狭い山道や急カーブが多く、運転技術だけでは語れない難しさがある。

ラリー特有のナビゲーション

ラリーでは、ドライバーだけでなくナビゲーターのスキルも重要となる。競技中にペースノートを確認しながら走行する必要があり、1人では出場できない点が初心者にとってハードルが高いといえる。

難しいからこそ挑戦する価値がある!

このままだとラリー屋さんやダートトライアル屋さんに怒られそうなので補足しておく。個人的にはモータースポーツは簡単に始められるから良いというものではないと思っている。むしろ、難しいからこそ挑戦する価値がある。モータースポーツとは元来そういうものなのであるはずだ。だから私自身は今出場してみたい競技のツートップがラリーとダートトライアルとなっている。挑戦する機会がある場合はこのブログでも記事化していこうと思う。

ドリフトをおすすめできない理由

ドリフト
ドリフト競技は、国内Bライセンスがあれば参加できます。スピード競技に分類されているJAF公認競技の中では比較的新しいカテゴリーです。

JAF公認の競技会が少ない

ドリフトは非常に魅力的なモータースポーツだが、JAF公認の競技会が少ない。私が調べきれていないだけの可能性もあるが、私の知る限り競技の体裁をなしているのはトップカテゴリーのD1GPだけである。そのため、スキルを試す機会が限られている。

新競技:ドリフトテストに期待

昨年からライセンス不要のJAF公認競技として「ドリフトテスト」という新競技が開催されている。まだ開催実績は少ないが、JAF公認のドリフト競技が広まるきっかけとなって欲しいところ。

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非公認イベントの選択肢

JAF公認の競技会が少ない一方で、非公認イベントでは自由度が高い競技や練習会が行われている。これらのイベントに参加するのも一つの選択肢である。しかし、JAF非公認であるということは、安全性などへの配慮は主催者によってバラツキがあるので注意が必要だ。

まとめ

初心者がモータースポーツを始めるなら、まずはジムカーナをおすすめする。手軽に始められ、基本的な運転技術の向上にも役立つためである。一方で、スピード感やスリルを求める場合は、サーキットトライアルに挑戦するとよい。

砂利道や不整地での走行を体験したいなら、ダートトライアルやラリーも選択肢となる。ただし、それらは初心者にはハードルが高い点を考慮したい。簡単なモータースポーツには興味はないぜ!って人はぜひ挑戦してみて欲しい。

モータースポーツの世界は広く、多様である。自分に合った競技を見つけ、愛車と共に新たな挑戦に踏み出してほしいと思う。

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