今年もラリー北海道を観戦してきた。昨年、一昨年に続いて、これで3回目の観戦になる。
今回は新しいカメラを新調したこともあって、過去イチで楽しみにしていた遠征だった。機材が新しくなると、それだけでモチベーションが違う。
観戦場所として選んだのは陸別サーキット。実際に足を運んでみて感じた、ここならではの魅力をまとめてみたい。
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結論|ラリーの魅力を全部味わいたいなら陸別サーキットがおすすめ

先に結論から書いておくと、陸別サーキットはラリー観戦が初めての人にも自信を持っておすすめできる場所だ。
林道を駆け抜けるハイスピードな「ラリーらしさ」もあれば、SSSを思わせるテクニカルなセクションもある。そのうえコースとの距離が近く、観戦しやすい環境まで揃っている。
これらすべてを、移動せずに一つの観戦エリアで味わえるのが陸別サーキットの大きな魅力だと思う。「迫力」と「観戦のしやすさ」、この両方を欲張って手に入れられる場所はなかなかない。
陸別サーキットとは?
北海道・陸別町にあるオフロードサーキット
陸別サーキットがあるのは北海道の陸別町。帯広から北へ車を走らせること、およそ2時間の距離にある。
陸別といえば、日本でも特に冷え込みが厳しい地域として知られている。自動車メーカーが雪上試験用のテストコースを構えているのもこの地域で、そう聞くとどれだけ寒いか想像がつくと思う。
そんな陸別町の市街地から、そう遠くない場所に陸別サーキットは位置している。
サーキットと林道を組み合わせた特別なコース
このサーキットの面白いところは、サーキット型のオフロードコースと、一般道から接続できる林道コースを組み合わせて使える点にある。
ラリー北海道では、まさにこの2つを組み合わせたコース設定を採用している。一般的なサーキット観戦とは全く違う、ラリーならではの走りを見られるコースになっているわけだ。
6カ所もの観戦エリアがある陸別サーキット
A~D|ハイスピードな林道コースエリア

林道側にはA~Dの観戦エリアが設定されている。ここではハイスピードセクションを中心に楽しめる。
なかでもBエリアは陸別名物のウォータースプラッシュが見られる場所。マシンが水しぶきを上げながら突っ込んでくる瞬間は、何度見ても興奮する。Cエリアにはジャンプセクションもあり、「走る・飛ぶ・水しぶき」というラリーらしい迫力をこれでもかと味わえる。
E~F|間近で楽しめるサーキットコースエリア

一方、サーキット側は速度が一段落ちる。ただしその代わり、観客とマシンとの距離がぐっと近くなる。
コース全体を俯瞰できる観戦ポイントもあるので、マシンを間近で見たい人と、走行ライン全体を見たい人、どちらの要望にも応えてくれる。林道エリアとはまた違った魅力があると感じた。
2026年はEとFエリアでラリー北海道を観戦
熊の目撃でA~Cエリアが立入禁止に
今年は熊の目撃事例が発生し、安全対策としてA~Cエリアが立入禁止になってしまった。
そのため今回はE・Fエリアを中心に観戦することにした。本来予定していた観戦プランとは違う形になったものの、結果的には十分すぎるほど楽しめた。
特にEエリアが面白い!高速+テクニカルを一度に楽しめる
なかでも面白かったのがEエリアだ。林道からサーキットへ入ってくる高速セクションがあり、サーキットに入った後は一転してテクニカルな動きに変化する。

一つの観戦エリアにいながら、走りの変化をそのまま楽しめるのがEエリアの魅力。「ラリーらしい高速走行」と「サーキットらしいテクニカルな走り」の両方を、移動せずに体感できてしまった。
新しいカメラの初陣としても最高の舞台だった
今回は新しく購入したカメラの実戦デビューでもあった。マシンとの距離が近いので撮影がしやすく、気づけば走行シーンに夢中でシャッターを切っていた。
「観る」だけでなく「撮る」楽しさも存分に味わえたのは、陸別サーキットならではの体験だったと思う。
▼ 新たに購入したカメラについての記事はこちら

完璧すぎるがゆえのデメリット
陸別サーキットだけで1日楽しめてしまう
ここまで褒めてきたが、実は弱点もある。観戦エリアがあまりに充実しているせいで、移動せずにさまざまな走りを楽しめてしまう。その結果、気づけば一日中サーキットに滞在することになった。この楽しみ方はラリーとしては少し勿体ないのだ。
リエゾンやサービスパークを楽しむ時間がなくなる
ラリー観戦の魅力はSSだけではない。公道を走るリエゾンや、マシンやチームを間近で見られるサービスパークも、ラリー北海道の楽しみ方のひとつだ。
ただ陸別サーキットを満喫してしまうと、これらを見に行く時間がなくなってしまう。リエゾンやサービスパークを楽しむには、SS観戦をどこかで切り上げる決断が必要になる。
▼ リエゾンやサービスパークは去年の観戦記で様子を紹介している

来年は「サーキットを切り上げる勇気」も必要かもしれない
今回は陸別サーキットが楽しすぎて、結局移動する決断ができなかった。この反省を踏まえて、来年は観戦場所を変えるだけでなく、時間配分そのものを見直したいと思っている。
「一カ所のSSをじっくり楽しむ」のか「ラリー全体を追いかける」のか。この選択次第で観戦スタイルは大きく変わってくる。
まとめ|陸別サーキットはラリー北海道の魅力を凝縮して楽しめる
林道のハイスピード走行からテクニカルなサーキットセクションまで、陸別サーキットは一箇所でまとめて楽しめる。観戦エリアが多く、迫力ある走行を間近で見られるのも大きな魅力だ。
モータースポーツ撮影の場所としても申し分ない環境だった。一方で、楽しすぎるからこそリエゾンやサービスパークを回れなくなるという弱点もあることは正直に伝えておきたい。
それでも、ラリー北海道を初めて観戦する人にはやはりおすすめできる観戦スポットだと思う。次回はぜひ、陸別サーキット以外の観戦ポイントも組み合わせて、ラリー北海道全体をもっと楽しんでみたい。

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