モータースポーツに本気で挑戦したいと考えたとき、真っ先に立ちはだかるのが「装備はいくらかかるのか?」という現実的な問題である。
レーシングスーツ、ヘルメット、HANS──名前を聞くだけで高額そうな印象を持つ人も多いだろう。
一方で、走行会デビューとJAF公認レースでは、必要な装備も、求められる規格も、実際の費用もまったく異なる。
にもかかわらず、「最初から全部そろえなければならない」と誤解したまま、挑戦を諦めてしまう人も少なくない。
ちょうどボーナス時期を迎える今こそ、
「今の自分に必要な装備だけを、最小コストでそろえる」 という現実的な選択を考えるタイミングである。
この記事では、
- 走行会デビュー
- Bライセンス競技(ジムカーナ・サーキットトライアル)
- JAF公認レース
この3段階に分けて、レーシングギア一式を最安でそろえた場合の費用目安を具体的に整理する。
新品・中古・レンタルの使い分けや、安さだけを追ったときに起こりがちな失敗例も含めて解説するため、「結局いくら必要なのか?」を一記事で把握できる内容となっている。
目次(クリックでジャンプ)
モータースポーツに必要な装備一覧|最低限そろえるべき7点

まずは、どのレベルのモータースポーツでも共通して必要となる装備を確認しておきたい。
安全性を確保するために必要な基本装備は以下の7点である。
これらは「必須装備」「推奨装備」に分けて考えるとわかりやすい。
走行会レベルではヘルメットとスーツがあれば参加可能なケースも多いが、Bライ競技やJAF公認レースでは耐火性能や公認規格の装備が求められる。
レーシングギアを安く揃える方法|新品・中古・レンタルの使い分け
レーシングギアを安くそろえる最大のポイントは、「安全を損なわずにコストを抑えること」である。
新品・中古・レンタルにはそれぞれ利点と注意点があり、アイテムごとに使い分けるのが理想だ。
新品で買いたい装備
ヘルメット
外観だけでは衝撃が入ったかどうかの判断がつかず、内部の衝撃吸収材が劣化している可能性もある。安全面を考えれば新品一択である。
バラクラバ(フェイスマスク)
肌に直接触れるため衛生的にも新品を推奨する。複数枚を用意して洗い替えできるようにしておくと便利だ。
中古でもOKな装備
シューズ
ソールの減り具合や内側の状態を確認できれば、中古でも十分実用的である。先輩ドライバーや知人のお下がりを狙うのが良い。
グローブ
軽い擦れ程度なら使用可能で、こちらも先輩ドライバーや知人のお下がりを狙うのが良い。指先のグリップ感は必ず確認しておこう。
レンタル・貸し借りでもOKな装備
レーシングスーツ
走行会レベルではレンタルを用意しているサーキットも多い。初回参加時に利用し、自分に合うサイズを確認してから購入すればムダがない。
HANS(頭部保護装置)
高価な装備であり、まずは友人やチーム仲間から借りて装着感を体験するのも一つの手である。
【目的別】レーシングギア一式はいくらかかる?最安費用シミュレーション
ここからは、すべて新品でそろえた場合の「最安費用」を3段階でシミュレーションしていく。
走行会デビュー、Bライセンス競技(ジムカーナ・サーキットトライアルなど)、そしてJAF公認レース出場レベルに分けて紹介する。
走行会デビュー(安全・体験レベル)
| 装備 | 目安価格(新品) | 備考 |
| ヘルメット | 約5,500〜15,000円 | SG規格のバイク用でOK |
| スーツ(作業ツナギ) | 約5,000〜10,000円 | 綿製の作業ツナギでも可 |
| グローブ | 約8,000〜16,000円 | FIA非公認品でOK |
| シューズ | 約6,000〜15,000円 | ソールが薄いスニーカータイプでも可 |
| バラクラバ | 約3,000〜4,000円 | 衛生面で新品推奨 |
合計:約30,000〜50,000円で走行会デビューが可能。
これだけの装備でも、一般的な走行会や体験走行なら安全に楽しめるレベルに達する。
まずはこの構成から始め、必要に応じて徐々にアップグレードしていけばよい。
Bライセンス競技(ジムカーナ・サーキットトライアルなど)
| 装備 | 目安価格(新品) | 備考 |
| ヘルメット | 約26,000〜50,000円 | JIS規格のバイク用でOK |
| スーツ | 約30,000〜50,000円 | 難燃素材推奨 |
| グローブ | 約8,000〜16,000円 | 難燃素材 |
| シューズ | 約20,000〜30,000円 | 難燃・耐油ソール |
| バラクラバ | 約3,000〜4,000円 | 難燃素材が望ましい |
| HANS | 約60,000円〜 | 必須ではないが推奨 |
合計:約87,000〜200,000円が目安。
Bライ競技では、ヘルメットのJIS規格や、スーツやグローブの難燃性能が求められるため、走行会仕様からの買い替えが発生する場合もある。
ただし、最初から高価なFIA公認品を買う必要はなく、JIS対応・難燃素材であれば十分通用する。
JAF公認レース(FIA規格対応フル装備)
| 装備 | 目安価格(新品) | 備考 |
| ヘルメット | 約60,000円〜 | FIA8859-認証モデル |
| スーツ | 約80,000円〜 | FIA8856-2018規格 |
| グローブ | 約18,000円〜 | FIA8856-2018規格 |
| シューズ | 約27,000円〜 | FIA8856-2018規格 |
| バラクラバ | 約10,000円〜 | FIA8856-2018規格 |
| HANS | 約60,000円〜 | FIA公認(必須) |
| アンダーウェア(上下・ソックス) | 約46,000円〜 | FIA8856-2018規格 |
合計:約300,000円〜でJAF公認レース対応。
JAF公認レースでは、FIA認証を受けた装備が義務化されている。
ここまでそろえれば国内主要カテゴリーでも問題なく走行可能である。
安さだけを追いすぎない!安全性とサイズ選びの落とし穴
安さを追求すること自体は悪いことではないが、「安全性を犠牲にする節約」は絶対に避けるべきである。
特にヘルメットは、サイズが合わないと衝撃吸収性が大きく低下する。シューズやグローブもサイズが合わないと操作性が大きく変わってくる。
また、極端に安いノーブランド製品は規格外や素材不明のものもあり、炎上・破損のリスクがある。
試着できる店舗でサイズ感を確認してから購入するのが現実的な選択肢となる。
まとめ|最安でも安全に!目的に合わせてギアを賢く揃えよう
- 初心者は約3〜5万円で走行会デビューが可能
- Bライ競技(ジムカーナ・サーキットトライアル)は10万円前後で本格参戦できる
- FIA公認レースは30万円台から挑戦可能
新品・中古・レンタルを組み合わせることで、安全性を確保しながらコストを抑えることは十分可能である。
まずは自分のレベルと目的に合わせて、無理のない範囲で一歩を踏み出してみよう。
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