Loop Quiet 2 レビュー|睡眠時もモータースポーツでも騒音対策に最適なシンプル耳栓

コラム

「眠れない夜」をなんとかしたい――。
窓の外では、深夜にもかかわらず工事の音が鳴り響き、静かなはずの寝室はまるで現場の隣。安い耳栓は何度か買ってはみたものの、装着すると不快感があったり、寝返りを打つたびに耳栓が外れてしまうなど、効果は得られなかった。

札幌も6月に入り工事の頻度が上がってきて「今年こそ安眠を勝ち取るために出し惜しみはしない!」そう心に決めて購入したのが今回レビューするLoop Quiet 2である。

睡眠用の耳栓は数あれど、「遮音性・快適性・安定性」の三拍子が揃った製品は意外と少ない。この記事では、自分がなぜLoop Quiet 2を選び、実際に使った結果どう感じたのかを正直にお伝えしようと思う。

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結論|買って良かったシンプルな耳栓

Loop Quiet 2は、寝るために耳栓を探している人にとって、非常に信頼できる選択肢なると感じた。過剰な機能はないけど、睡眠時に求める条件をしっかり満たしていて、価格以上の満足感が得られる商品であった。

なぜ耳栓が必要だったのか?|決め手は深夜工事の騒音

もともと車中泊やサーキットでの仮眠用に耳栓を使うことはあったが、今回購入を決意したのは夏の間続いた深夜の道路工事がきっかけである。私が住む札幌は1年の半分近くは雪の為道路工事ができない。どうしても6月から9月頃までに工事が集中し、交通量の多い所は深夜でも作業が行われる。

札幌とは言え夏はそれなりに暑い。部屋にはエアコンが無いため、窓をあけて寝たいと思う日は多いのだが、工事の騒音はそれをさせてくれない。しかも窓を閉めても振動が響き、寝付けない夜が続いた。睡眠環境を整えるために、しっかり遮音できて長時間つけられる耳栓をてにいれるこ手に入れる事が私には急務だった。

寝る時に求める耳栓の3つの条件

私が寝る時に使う耳栓に求める条件は下記の3つだ。これら全てを満たす耳栓は意外なほど少なく、探すのに苦労した。

寝返りしても外れないこと

私は睡眠に入るまでに何度か寝る体勢を変える。その度に耳栓の存在を気にしていては安心して寝る事に集中できない。さらに寝ている間は無意識に何度も体勢を変えるため、耳栓が抜け落ちて紛失してしまうことがある。寝返りしても外れない事は、寝る時に使う耳栓の絶対条件だ。

横向きに寝ても耳が痛くならないこと

横向き寝が多い自分にとって、硬い素材や大きな耳栓は耳を圧迫し痛みの原因になる。快適性は非常に重要なポイントであるのだが、耳栓という性質上この条件をクリアするのは半ば諦めていた(過去形)。

しっかり遮音してくれること

耳栓である以上、遮音してくれることは絶対条件だ。ただしこれはどの耳栓を使用しても一定以上の効果は必ず得られるので、遮音性能に関しては神経質になる必要は無い。

他の選択肢と比較

フォーム式耳栓|寝返りで外れるから睡眠では使えない

いくつかの製品を試したが、寝返りを打つと外れて枕の下に消えてしまうことが多かった。装着したときの不快感が高いものも多かった。

ノイズキャンセリングイヤホン|仮眠だけなら使えるかも?

着け心地も良く、遮音性も高いが、バッテリー管理が面倒で、夜の就寝時の装着には適さない。仮眠する時に装着する程度であれば適しているかもしれない。

Loop Quiet 2 の特徴と実力

Loop Quiet 2は、柔らかく肌触りの良いシリコン素材と耳に自然に収まるループ形状が特徴的である。そのデザインは見た目の美しさだけでなく、実用性にも優れている。

遮音性能|普通の耳栓と同等

外部の音をしっかりとシャットアウトし、特に高めの工事音や車の走行音がかなり軽減される。静寂そのものではないが、不快な騒音が遠くでぼんやりと聞こえる程度まで低減されるため、眠りに入るまでのストレスはほぼ皆無となった。

フィット感|着け心地は最高

耳道にしっかりとフィットし、寝返りを打っても外れにくい設計となっている。素材の柔軟性が高いため、圧迫感が少なく、時おり装着している事を忘れる。このフィット感はLoop Quiet 2の大きな魅力だろう。

横向き寝の快適性|許容できるレベル

耳を下にして寝ても強い痛みが出にくい工夫がされている。ただし長時間横向きで寝ると、若干の圧迫感は感じることがあった。それでも他製品が横向きで寝ることができないことと比べると、横向きで寝る事ができる時点で素晴らしい。

Loopシリーズの使い分け

Loopには用途別にいくつかのラインナップがある。

Loop Quiet 2|睡眠用

今回私が購入したモデルであり、睡眠用に最適なモデルである。就寝中の騒音をしっかりカットし、横向き寝にも対応する。耳への負担が少なく、長時間使用しても違和感が少ないのが特徴である。

Loop Experience 2|音楽ライブやスポーツ観戦向け

音楽ライブやスポーツ観戦向けのモデルである。過剰な音を抑えつつ、必要な音は聞き取れるバランス設計で、臨場感を損なわずに楽しめる。サーキットなどで爆音を抑えながら適度に会話したい場合は、このモデルが最適。

Loop Engage 2|会話可能

雑音を減らしながら会話が可能なモデルである。オフィスやカフェなど日常のノイズ対策にぴったりである。私には使い道がピンと来ない。

Loop Switch 2|遮音モード切り替え式

3段階の遮音モードを切り替え可能なモデルである。1つの耳栓でシーンに合わせた調整ができ、多用途で使いたい人に向いている。ただし一部樹脂部品が使われているため、横向き寝の快適性は損なわれると思われる。

Loop Switch 2(マクラーレンF1コラボ)

デザイン性と機能性を両立した限定モデルである。特にモータースポーツファンに刺さるデザインが魅力となる。

睡眠にはQuiet 2がベストだが、今後はSwitch 2のような多用途型にも注目していきたいと思う。

まとめ|睡眠にはQuiet 2、それ以外にはSwitch 2

Loop Quiet 2は、寝る時の騒音に悩む人にとって解決策になり得る耳栓である。
他のフォーム式やイヤホンでは得られなかった「静けさ」と「フィット感」を両立しており、毎日の睡眠をサポートしてくれる心強い存在だ。

一方で、会話をしながら雑音を抑えたい場面や、スポーツ観戦などにはLoop Switch 2などの上位モデルが適しているだろう。

個人的には次にサーキットレースを見に行く、あるいは私が出場する時にはLoop Swich 2を購入して試してみたいと考えている。

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