2024年 VITA Trophy Race 筑波サーキット戦【ゆるモタ出場記】

VITA Trophy Race 筑波サーキット VITA-01 出場(競う)

年に一度の大勝負の時期がやってきた。今年はモータースポーツ観る人になってますが、レースに出る人なんですよ・・・一応。別に年に一度と決めているわけではないが、ドライバーとチームの予定が合うのが9月だけというのが実状。さてさて。一点集中のレースの結果は──

  • 予選:2位
  • 決勝:3位

表彰台には乗ることができたが、なんとも煮え切らない結果となった。このレースウィークに起こったことを“ゆるーく”書き留めたので、時間が許す方はぜひ読んでいってください。

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テスト走行Day1:走行前にトラブル続出

筑波サーキット・・・というか札幌から関東に移動してその暑さに愕然とした。まだ朝の7時だというのに、屋外にいるだけで汗が吹き出してくる。今年の2月から札幌に住んでいるため関東の暑さに体が悲鳴をあげていた。

1本目の走行前にはかなりのドタバタがあった。シートベルトの長さが全然合わない。この半年でどんだけ太ったんだと一瞬疑われたが、太った痩せたのレベルの話ではない。どうやら別の車両にベルトを貸し出していたため、長さが変わっていたようだ。走行開始30分前からまさかのシート取り外し作業が始まった。

なんとかベルトを調整して8分遅れでコースインしたが、ベルト長さが左右でずれており体がしっかり固定できない。ブレーキのたびに体が斜め方向に動いてしまう始末。最初の1本目は車両の各部の異常チェックにとどめた。レース直前に走行するのは、こういったマイナートラブルを潰し込むためだとポジティブに考える。こんなドタバタが予選前にやるわけにはいかないですからね。

2本目はしっかりベルトを調整し直してから走行開始。ベルトが正しい位置にあるだけで体のホールド性は段違い。思い切りブレーキを踏むことができる。結果的にコーナーへ突っ込み過ぎ傾向が出てしまったが、これも試行錯誤の一環といえる。

突っ込み過ぎたとはいえ、車両のバランスを一通り確認ができた。とはいえ最近は車のバランスが良すぎて、「あとはドライバーが頑張れ!」の領域に入っており、車からもプレッシャーを感じる。こんな感じで好感触のまま、テストDay1は終了した。

テスト走行Day2:不安になるくらい順調

テストDay1と比べれば湿気が少ない分楽だったが、暑さは衰えていない。体力を削られすぎると翌日のレースに支障が出るため、3本ある走行枠のうち2本だけ走ることにした。残りの1本はライバルの走りを観察する時間に充てることにした。このライバルの走りのチェックは意外と大事なことに最近気が付いたからだ。

1本目では前回の走行で見つけたネガを修正。これが一発で解消され、タイムもライバルと比較して上々だった。こんなに調子が良い前日テスト走行は初めてで逆に不安になるほどだ。

2本目はセッティングの逆振りを試してみた。悪くはなかったが、他の部分で調整が必要な動きを見せたため、このセッティングは見送ることに。最終的に1本目のセットでレースに挑むことに決めた。セッティングの決定は悩み過ぎず、感覚に頼らず一番タイムが良かったものにする。これが一番ハズレを引く可能性が低いと私は思っている。

最後のセッションは予定通り走行はせず、コースサイドでライバルの観察。同じVITAという同じ車種でも走り方は千差万別、それなのに最終的にはタイムが収束するのだから不思議なものだ。

レース当日

筑波サーキット パドック入口

受付~車検:快眠からの灼熱のサーキットへ

この数日間、チームの雑魚寝部屋を使わせてもらった。普段は近くのビジネスホテルを確保するのだが、インバウンドの影響なのか宿代が高騰。宿泊費をケチるために利用させてもらったわけだが、下手なビジネスホテルより熟睡できた。しかも筑波サーキットまでは徒歩30秒という近さだから、ギリギリまで寝ることができたので、レース当日の目覚めは最高だった。

今回のイベントでは、VITA受付開始は8時と遅めだったが、その時点で気温は30度を超えていた。朝は受付→車検→装備品チェック→ブリーフィング→予選の流れになるのだが、着替えるタイミングというのがいつも悩んでしまう。しかも、今回は装備品の現品チェックが必要がだったのだが、レーシングスーツに着替えるのは予選直前のギリギリまで粘った。なぜなら暑くてレーシングスーツを来ていられないからだ。

予選:ポジション取りに大苦戦

予選は10時10分開始。天気予報では曇りだったが、実際には晴天でとにかく暑い。筑波独特のルールで、コースインの順番は車両をパドックに並べた順番で決まる。自分はのんびりと受付してのんびりマシンをパドックに移動したため10番手でのコースインとなった。

今回の予選は前の車両を利用してスリップストリームを効かせる作戦を選んだ。しかしながら、これが失敗の原因となった。嬉しい誤算として自分の走行ペースが良すぎた。前の車両にすぐ追いついてしまい、クリアラップをなかなか取れなかった。結果的に新品タイヤが一番グリップするタイミングを逃し、2番手に終わってしまった。ポールポジションを狙っていただけに非常に悔しい予選となった。

予選ベストタイム:オンボード映像

決勝:痛恨のシフトミス

スタートは可もなく不可もなく。2位をキープしながらトップ車両の走りを観察し、後続との差も確認しながら隙を伺っていたのだが、3周目の最終コーナーで痛恨のシフトミス。後続の2台に抜かれて4位に後退してしまった。

その後は必死に3位を追いかけ、最終コーナーで仕掛ける作戦を決行。バックストレートで並走しながら最終コーナーで相手のラインを潰し、1コーナーで前に出ることに成功した。なんとか3位表彰台まで順位を戻したものの、2位との差を詰めるには残りの周回数では足りず、そのままチェッカーを受けることになった。

まとめ

前日のテスト走行が好調だっただけに、悔しい結果と言わざるを得ない。決勝レースでファステストを記録したものの、予選でのポジション取りの失敗と決勝中のシフトミスが響いた。速さはあったのに勝てないというのが、ここまで悔しい物とは思っていなかった。

技術面や体力面だけでなく、メンタルトレーニングの必要性を痛感した。今年のレースはこの1戦のみとなるが、来年のレースに向けてさらなる成長を目指したいと思う。

このブログではレース出場記引き続き投稿していく予定です。今後もモタナビ|ちゃっく日記の更新を楽しみにしていてください。

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