2024年全日本ラリー選手権in蘭越(ラリーカムイ)【ゆるモタ観戦記】

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群馬で観戦した「ラリー・モントレー」は、モータースポーツ観戦としては不完全燃焼だった。事前準備をほとんど建てずにノリと勢いで突撃したので、自業自得だとは思っている。そのラリー観戦の悪いイメージを払拭するために、今回は全日本ラリー選手権in蘭越(ラリー・カムイ)を観戦してきた。

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まさかの土曜日チケット完売!前乗りで日曜日の観戦へ!

群馬とは異なり、ラリー・カムイでは有料のSS(スペシャル・ステージ)観戦券が用意されていた。有料の観戦エリアならば落ち着いて観戦できるのではないか?そう思い、学生時代の友人を誘って観戦に行く事にした。しかし、まさかの土曜日の観戦チケットが売り切れ。全日本ラリーとは言え、ローカルのモータースポーツ競技で売り切れというのは予想外。まだギリギリ売り切れていなかった日曜日の観戦券をすぐに確保した。

日曜日の観戦を避けたかった理由は、集合時間が非常に早いからだった。案内サイトには「6時集合」と記載されており、自宅を深夜3時半には出発しなければならない。寝坊のリスクを避けるため、前日の夜に出発し、道の駅で仮眠を取ることにした。前乗りするとこの記事のテーマの”ゆるーく”モータースポーツを楽しむ趣旨から外れる気もするが大目にみてほしい。

ラリーは観戦する側もラリーだった!

朝5時、曇り空の下で道の駅を出発。朝食を探しに近くのコンビニを探したが、どこも営業時間外だった。北海道の田舎では、こうした事態も珍しくないらしいが、不便と言わざるを得ない。幸い、前日に購入した菓子パンが残っていたので朝食代わりとなった。ラリー観戦に行く時は非常食は常に確保しておくようにするのが良いのかもしれない。

集合場所は険しい林道の先にあり、雨が降り始めたこともあって、タイヤが滑ってもおかしくないような路面状況だった。現地で合流した友人は、人生でも上位に食い込むほど怖い道だったと言っていた。集合場所は草刈りだけされた広場で、30~40台の車が既に駐車していた。観戦者の多さには正直驚いた。100名近い観客が集まっていたと思われる。ローカルのモータースポーツでも、これだけの集客力を持っているのだと実感できて嬉しくなった。

観戦エリアの足場は非常に悪い

6時を過ぎると、SS(スペシャルステージ)の観戦エリアへの移動が始まった。駐車場からは歩いて5分ほどで到着した。観戦エリアといっても林道脇の草むらだ。草刈りが施されていたものの、足元は非常に悪く、長靴を準備しておいて正解だった。しかし、周囲の観戦者はスニーカー履いている人がほとんどだった、必須アイテムというわけではなさそうだ。

ラリーの現地観戦の醍醐味

観戦エリアに到着して1時間ほどで競技が始まった。ラリーは速い車両のクラスから走るため、最初の数台は特に注目だ。カメラを構えるか肉眼で見るか迷ったが、今回は動画を撮影することにした。

遠くから聞こえるエキゾーストノートが徐々に近づき、爆音とともにRally2車両が目の前を駆け抜けた。群馬の観戦とは違い、コーナーの入口から出口までしっかりと見えるのが嬉しい。有料の観戦チケットを購入した甲斐があった。車の挙動やドライバーの操作が肉眼で確認できるのは、モータースポーツを現地観戦する醍醐味だろう。

ラリー観戦は過酷

1ステージの競技車両がすべて通過するのには約1時間半かかった。1ステージの観戦では物足りないかもと心配していたが、十分に満足することができた。しかし、観戦環境は過酷で、立っているだけで体力が削られる。アウトドアチェアを広げても傾斜地のため快適にはならない。ラリー観戦は観客側もなかなか過酷であることを実感した。脅すわけではないが、ラリー観戦に行く時は、それなりのアウトドア装備を持っていかないと、辛い思いをすることになるだろう。

有料観戦券の重要性

群馬で感じたラリー観戦の難しさも、有料観戦券のあるイベントなら解消されるのだと実感した。しかし、SS観戦券を提供しているイベントは少なく売り切れるというリスクもある。早め早めに情報収集できるかが鍵となる。観戦する時のアウトドア装備も必要なことも考えると、ラリーの観戦はモータースポーツの中でも難易度の高いカテゴリーなのかもしれない。

次回はサービスパークも楽しみたい!

今回は時間の都合でサービスパークには行けなかった。ラリー観戦で一番面白いのはサービスパークだという人もいるので、次回のラリー北海道では、サービスパークも含めて存分に楽しみたいと思っている。

群馬の「ラリー・モントレー」のリベンジという意味では、大満足のラリー観戦となった。しかしながら、ラリーは観戦側にも準備と工夫が必要となるため、観戦方法はこれからも模索して、ラリー観戦上級者を目指したいと思っている。

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